今までの記事で、「課題」「リスク」「タスク」についてそれぞれ説明してきました。
課題ってなんだろう?
リスクってなんだろう?
タスクってなんだろう?

では改めて、この3つの違いは何でしょうか?
「課題」「リスク」「タスク」の定義を振り返りながら、違いをまとめてみたいと思います。

起きているのは「課題」、起きていないのは「リスク」

「課題」と「リスク」の大きな違いは、発生のタイミング。
すでに起きている(顕在化している)ことは「課題」、まだ起きていない(潜在的な)ことは「リスク」です。
「リスク」は、どこかのタイミングで顕在化すると「課題」になります。

「課題」「リスク」は“事象”、「タスク」は“作業”

「課題」「リスク」の2つと、「タスク」の大きな違いは、それが“事象”か、それとも“作業”か、という点です。
“事象”は「○○である」「○○だった」「○○かもしれない」などの出来事、“作業”は「○○をする」などの活動のことですね。

「課題」はすでに起きている“事象”。
「リスク」はまだ起きていない“事象”。
「課題」「リスク」の2種類の事象から生まれる“作業”が「タスク」です。
たとえば、“AさんとBさんが合意していない”というのは、すでに起こっている事象なので「課題」。
“AさんがBさんの合意をとる”という作業に「タスク化」する必要があります。
“AさんとBさんが合意できないかもしれない”というのは、まだ起こっていない事象なので「リスク」。
担当者をを決めて”監視する”か、“合意できない場合の影響について軽減策を考える”という作業に「タスク化」する必要があります。

個人で解決できない「課題」「リスク」、解決できる「タスク」

「課題」「リスク」と「タスク」のもう一つの違いは、“個人で解決できるかどうか”。
個人で解決できない事象は、すでに起きていれば「課題」、まだ起きていなければ「リスク」として共有し、課題解決やリスク軽減のための「タスク」に分解する必要があります。
先に挙げた例で解説すると、“AさんとBさんの合意が必要”という事象は2人で解決しなければいけないので「課題」、“AさんがBさんの合意をとる”という作業はAさん一人でできるので「タスク」と分けることができます。

「課題」「リスク」「タスク」は“やること”が違う

「課題」は解決策を考えてタスク化する。
「リスク」は顕在化するまで監視するか、リスク軽減策を考えてタスク化する。
「タスク」は作業なので実行する。
このように、「課題」「リスク」「タスク」はそれぞれ発生した後に“やること”が異なるため、ごちゃ混ぜにせず、きちんと切り分けて考える必要があります。

まとめ

課題とは

  • すでに起こっている事象
  • 個人では解決できない
  • 解決策を考えてタスク化することが必要

リスクとは

  • まだ起こっていない事象
  • 個人では解決できない
  • 監視するか、軽減策を考えてタスク化することが必要

タスクとは

  • 作業
  • 個人で解決できる
  • 実行することが必要

このように、「課題」「リスク」「タスク」はその中身もやることも明確に異なります。
この3つの定義をチームで共有しておくと、課題管理がグンとはかどるのではないでしょうか。