アクティブラーニングができている状況を作るには、どういう方法が効果的なの?|プロジェクトデザインの実践例
<個人学習の具体例>
・小さな社会人(幼児):
├積み木をどこまで高く詰めるだろうと探求する。
├絵の具の違う色を混ぜたら新しい色ができることを発見して他の色も混ぜて研究する。
・若い社会人(学生):
├ドレッドヘアやアフリカンダンスに興味を持ち、アフリカ民族の文化的な背景から歴史を辿る。
├曲がるボールを蹴れるように回転をかけて蹴る方法を動画を見て参考にする。
・社会人:
├新しく与えらえたしごとの役割に必要な専門知識を調べる。
├忙しい中で時間を確保するために掃除の効率的な方法を専門家の本で読み生活に取り入れる。
などが挙げられる。
参考として、個人学習を詳細に分類すると、下記のような3つに分けられる。
1.興味・関心が生まれる機会を広く得られる→2.興味・関心があることを見つける→3.やりたいことを深く探求する(そのための専門知識・専門技術としての教科がある)
役割は、
1.本人と周りの人の共同の役割 ※親や兄弟、地域コミュニティ(オンラインコミュニティ含む)
2.本人の役割
3.学びたい人(Learner)と専門家(Savant)を現場でつなぐのは新しい教師(Educator)の役割。つながりやすいインフラ作りは地域コミュニティや自治体・国の役割。
国や教育を担う公的機関は、学びたい人の居住地に縛られることがなく地域間で情報格差がなくなるような専門家の情報を収集・整理して、アクセスしやすくする重要なインフラの役割を担う。
・相手を論破する・自身の正当性を主張する目的であるディベート・納得しない相手も含めた説得が目的であるプレゼンテーションや交渉術・アイデア創出が目的であるブレインストーミングなど複数存在するため、同じコミュニケーションという言葉でも、手法に複数の目的と手段があることを理解しておく必要がある。
<対話型学習の具体例>
・小さな社会人(幼児):
├子どもたち自身でどのおもちゃでどういうルールで遊ぶかを決める。
├自分たちが行きたい場所を親や友だちと相談して決める。
・若い社会人(学生):
├意見が対立する最新ニュースを題材に根拠と主張に基づいて意見を交換する。
├文化祭の目的や方法(出し物)を生徒と教師で話し合って選択肢の中から決めていく。
・社会人:
├地域の消防や犯罪予防についての目的と、できる範囲とできない範囲を合意する。
├新サービスの経済的な目的と環境負荷や持続可能性などの社会的なリスクとバランスを確認し合う。
などが挙げられる。