プロジェクト [合意力を高めるワード集]
プロジェクトとは、過去の延長にない・繰り返されない、目的と期限が設定された一回性の「活動」。
英語辞書に[project]の日本語訳として掲載されている「計画」や「企画」は、活動の一部としての表現で正確ではない。
プロジェクトには、大きくイベント型と成果物型の2つがある。
- イベント型プロジェクトは、成果物を元にイベント当日の数時間・一日の目的達成が成果となる。
※誕生日会、コンサート、国際会議 etc。 - 成果物型プロジェクトは目的に基づいた成果物の完成が成果となる。
※家の新築やリフォーム、企画書の作成、システム設計・開発 etc。
語源は、M.ハイデガーの Entwurf,J.P.サルトルのprojetの日本語訳としては「投企」となる。
「人間が自己の存在へかかわる仕方で、人間はすでに事実として世界のうちに投げ出されている被投性において、常に自己にふさわしい可能性に向ってこえ出ようとする。」
実例:○○の問題を提起するプロジェクト。(提起した問題の合意が成果)
実例:○○の問題を解決するプロジェクト。(合意した問題の解決が成果)
実例:○○イベントを成功させるプロジェクト。(イベント当日に設定した目的・目標達成が成果)
反対語:定常行動、定常作業、定常業務
関連語:プログラム(共通の目的を持つプロジェクトの集合、親プロジェクトとも表現される場合がある。)
【出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典:投企】企投ともいう。実存哲学の一概念。 M.ハイデガーの Entwurf,J.P.サルトルの projetの訳。人間が自己の存在へかかわる仕方で,人間はすでに事実として世界のうちに投げ出されている被投性において,常に自己にふさわしい可能性に向ってこえ出ようとする。この可能性追求の自由な企てが投企である。ハイデガーでは自己の存在了解として現れ,事実性の制約を受けた被投的投企が強調され,サルトルでは事実性を否定する自己脱出の運動という面が強い。投企の最も根源的様態は,ハイデガーでは本来的自己,サルトルでは理想的存在 (即自=対自) へ向うときみられる。